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創業時から窯の火を絶やしたことのないマドリードのレストラン、

カサ・ボティン

 

緊急事態宣言が解除されたスペインのマドリードでは、世界一古いレストランが営業を再開しました。その名前はカサ・ボティン(Casa Botín)。マドリードのプラサ・マヨールから100メートルほど、クチジェロス通りにあります。名物料理は子豚の丸焼き(cochinillo asado)。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で店を閉めていましたが、このほど営業を再開し、子豚の丸焼きのいいにおいが再び漂うようになりました。

 

カサ・ボティンは1725年創業で、ギネスブックによると世界一古いレストランです。店の特徴である窯はオーク材の薪を使用し、創業時からその火を絶やしたことはありません。毎朝60キロから70キロのよく乾いた薪が窯にくべられ、その温度は300度にも達し、夜になっても温度は80度ほどを保っています。緊急事態宣言で店を閉めていたときも窯を良い状態で保つために、近所に住む従業員が毎朝いつものように薪をくべていたそうです。

 

営業再開で、窯では子豚やラム肉が再び焼かれるようになりました。美味しさの秘密は、約300年の歴史を持つ窯と、新鮮な肉や野菜、ワインや水にあるそうです。窯でじっくり焼かれた肉の美味しさは格別でしょう!

 

今の所、感染予防のため、テーブルの数とメニューの数を減らして営業しているそうです。子豚の丸焼き、ラム肉、メルルーサ、サーロインステーキの4つのメイン料理と、ガスパッチョやサラダ、チーズ、生ハムなどの定番の前菜が提供されています。人気のお店なので予約は必須です。営業日や時間などはホームページなどで確認が必要です。早く日本からも行けるようになるといいですね。

 

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