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2019年のスペインの冬時間開始は10月27日未明!

スペインではサマータイムが1970年代から導入されていて、3月最終の日曜日の深夜2時から10月最終の日曜日の深夜3時まではサマータイムが適用されます。この間は日本との時差は7時間になります。今週の日曜日は10月最後の日曜日なので、この日の深夜から冬時間が開始され、日本との時差は8時間になります。注意してくださいね。

 

サマータイムが開始するときは1時間時計を進め、冬時間になるときは1時間時計を遅らせることになります。サマータイムのない国から見ると、毎年2回、時計の針を進めたり遅らせたりするのは面倒ではないか、体調への影響はないのかと思う反面、日照時間の長い夏を存分に楽しめそうでうらやましい気もします。

 

もともとはエネルギーの節約のために開始されたサマータイムですが、実際には経済的な効果は薄く、健康への悪影響が大きいとのことで議論が続いています。そして、今年3月、EUの欧州議会ではサマータイムの制度を2021年に廃止する法案を可決しました。今後の加盟国の話し合いで最終的に廃止するかどうかを決定するようです。廃止することになれば、それぞれの国はどの時間帯を標準時にするかを選ぶことになります。近くの国で違う時間帯が採用されると時差で混乱が生じることも考えられます。この点については、欧州議会は混乱が起きないように調整することを各国に求めています。

 

スペインでは、専門委員会でどの時間帯を選択するかについて、経済面や健康面などから協議が続けられています。サマータイムが選ばれるのか、冬時間が選ばれるのか、どうなるのでしょうか。

 

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