イギリスのウィリアム・リード・ビジネス・メディアによる2021年の「ワールド・ベスト・ヴィンヤード(World’s Best Vineyards)」のランキングの上位10位にスペインの2つのワイナリーがランクインしました。
2位のラ・リオハのHerederos de Marqués de Riscal、9位にヘレス・デ・ラ・フロンテーラのGonzález Byass-Bodegas Tío Pepeです。ラ・リオハ、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラともにワインの産地として有名なので聞いたことがある方も多いと思います。
このランキングでは、ワインだけでなく、景観、建物、ぶどう畑や醸造所の見学ツアーやテイスティング、食事の提供、滞在場所など、さまざまな基準から、すぐれた“enoturismo”(エノトゥリスモ)の体験ができるワイナリーを選んでいます。
“enoturismo”(エノトゥリスモ)は、ワインの産地を訪れてぶどう畑やワインの製造過程を見たり、ワインやぶどうを作る人を知ったり、ワインを試飲したりして、その土地の風土や文化を知るための新しい旅のスタイル。日本では「ワイン・ツーリズム」と呼ばれています。新しい旅の形として多くの国で注目されており、スペインでもbodega(ワイン醸造所)を訪れる人が増えてきています。
気になる1位はというと、アルゼンチンのZuccardi Valle de Uco。2016年創業の新しいワイナリーですが、3年連続トップの座を獲得しています。
スペイン勢は他にも26位のFamilia Torres、32位のAbadía Retuertaがランクインしています。
美味しいワインを飲み、きれいな景色を見ながら食事を楽しみ、宿泊もできる。そんなスタイルの旅をしたい方には“enoturisomo”がおすすめです!ランクキングも参考にしてみてください。