記録的な猛暑が続く2018年の夏ですが、こんなにも暑いとビールがついつい進んでしまいますよね?水と大麦とホップ。これらの3つのシンプルな原材料を発酵させてできた飲み物が、幾つかの病気の予防になることをご存知でしたか?マドリードのコンプルテンセ大学薬学部の Jesús Román Martínez 教授によると「ビールは栄養価が高いがカロリーは低い。地中海ダイエットの真骨頂、ビール。節度を守って正しく飲めば、これほど身体に良いものはないのです!」と言及しています。というわけでビール腹よ、 ¡Adiós! 成人男性で1日グラス2〜3杯、女性なら1〜2杯までなら健康に良いとされるビールの10つの効能を挙げてみました。
ビールの10の効能
1. 栄養価が高い
葉酸をはじめ、ビタミンB群、マルトデキストリン(糖分)また製造過程に使用される水にもよりますが、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルや食物繊維も含まれます。さらにビールの原材料で苦味を持つホップには、抗酸化作用もあります。
2. 梗塞の防止
細胞の若返りが期待出来る善玉コレステロールを含むビールは、心筋梗塞や心臓病も防止するとRomán教授は言っています。
3. 骨に良い
植物エストロゲンとケイ素によって、骨折や骨粗しょう症の防止、更年期障害の緩和などにも良いとされています。
4. 感染症予防(特に女性)
大量に飲むことは身体に害を与えますが、適量のビールは、免疫力をアップさせるそうです。女性のかかりやすい感染症などの防止が期待されると言われています。
5. アルツハイマー病の予防
ビールの中に含まれるケイ素が、脳組織や血漿中に含まれるアルミニウムの減少を促すと言われています。
6. 寿命を延ばす
細胞や組織などが徐々に変質し、機能を失っていく疾患の防止と、ビールに含まれる2000以上もの抗酸化物質成分が、細胞を若く保ち、老化を防止します。
7. 糖尿病予防
スペイン糖尿病協会によると、ポリフェノールやミネラル成分と解溶性繊維が、糖尿病とその予防に効くというデータを出しています。
8. スポーツ後の疲労回復に効果
疲労回復に即効性があり、筋肉の疲れも和らげる効果があります。グラナダ大学の調査によると、感覚刺激に作用し、ホルモンバランスの安定に期待ができます。
9. 妊娠期の葉酸補給
妊娠中のアルコール摂取はお勧めしませんが、ノンアルコールのビールなら葉酸も補給できて安心です。
10. ビールが原因でビール腹?
長いあいだ、ビールは太る、ビール腹はビールのせいと信じられてきましたが、実は違うことがスペインのビールと健康インフォメーションセンターの調べで分かっています。カロリーは低いビール、200mlのグラスビールで、90cal、ノンアルコールビールならたったの34calです。肥満の原因は決してビールではなく単に遺伝、運動不足または食事の問題なのです。