皆さんはスペイン人が結婚指輪をどの指につけているかご存知ですか?
彼らは右手の薬指につけています。
これはローマ時代に遡ります。彼らは右手の薬指にある1つの血管が心臓に繋がっていると考えていました。そしてそれを、ラテン語で「vena del amor(愛の血管)」と呼びました。心臓=愛と考えた彼らは結婚した証を右手の薬指に付けたのが始まりです。
それが現代のスペインやヨーロッパの他の国に残っているそうです。
講師のクリスティーナ先生に、なぜスペイン人が結婚指輪を右手の薬指に付けるか知ってる?と聞いたら
「あ〜ローマ人が右手の薬指につけていたからでしょ?」
という返事が!
でもなんでそうだと知っているのか思い出せない〜!と少し考えて、「あ、思い出した!」と。
クリスティーナ先生の親友が結婚するときに結婚指輪の話になり、そこで親友からローマ人が右手の薬指に指輪をしていたからスペインでもそれが残っていると教えてもらった!とのことでした。
ヨーロッパでローマ人が征服した国やローマ人が過去に活躍した国では多くの国で結婚指輪は右手に付けるそうです。ドイツ、ポーランドなどの西ヨーロッパでも右手につけるそうですが、クリスティーナ先生のスイス人の友人は日本と同様左手につけていたとか。その他イタリア、ギリシャ、アメリカでも左手につけるそうです。
ではなぜ日本では左手の薬指に結婚指輪をつけるのか、調べてみると諸説あるみたいですが、こちらも古代エジプトの人々の信仰のなかでうまれたもののようです。左手の薬指は「愛の血管が心臓に直接つながっている」「命(心臓)に一番近い指」と考えられていたため、左手!ということでした。
その他宗教的理由(カトリックかプロテスタントか)等も関係しているそうです。
身近なことに「何で?」と疑問を持つと意外なことがわかって面白いですね!(Espacio Novias web記事より)