疲れたとき、寒い日などに温泉に入ると心も体も緩んで気持ちいいですね。
スペインでは普段はシャワーだけで済ます人が多いですが、スペインにも各地に温泉やスパリゾートがあります。
屋外にある無料の公衆温泉や建物の中のゴージャスなスパまで、種類もさまざま。
日本の温泉は割とこじんまりした感じのものが多いですが、スペインの温泉はプールのような感じのものも多いです。
北部のガリシア州のオウレンセ(Ourense)にはたくさん温泉あります。
街のあちこちに公共の浴場があって、ビーチの代わりに多くの人が日光浴をしながら温泉を楽しんでいたりします。
無料の浴場もあれば有料のものもありますが、リバダビア(Ribadavia)の有料の浴場の中に日本の地名がついたものがあるそうです!
ここには全部で8つの温泉があり、それぞれ温度や泉質が違うお湯が楽しめます。
そして、それぞれに湯の峰温泉、新宮温泉など和歌山の地名がついています。
日本の温泉の雰囲気で作られ、和歌山の熊野古道に関連する名前のついた8つのお湯をめぐりながら、日本の神聖な参詣道の雰囲気を楽しめるというのがこの浴場のポイントです。
なぜ熊野古道?という疑問が浮かびますが、それはガリシアが巡礼道のカミノ・デ・サンティアゴの目的地、サンティアゴ・デ・コンポステーラのある地であるため、日本の巡礼道に親近感を感じたのでしょうか。
実際に、1998年にはガリシア州と和歌山県の間で姉妹道提携が結ばれており、「熊野古道」と「サンティアゴへの道」は友好関係にあります。
市民プールのような公衆浴場から、自然の中の温泉、ゴージャスなスパリゾートまで、スペインでもいろいろな温泉を楽しめます!
温泉好きの方は温泉巡りも楽しそうです。