『接続法』というと拒絶反応を起こしそうな人もいそうですが、
ケースごとに考えると、少しとっつきやすくなるかもしれません。
接続法は一般的には感情を表現するときや、現実に起きていないことを表現するときに使われます。
どんな場合に接続法を使うのか、よく使う動詞 “querer”「〜したい、〜してほしい」で見ていきましょう。
1.「〜したい」文の主語が何かをしたい場合 = querer + 不定詞(動詞の原型)
Quiero comer algo. 何か食べたい
Ana quiere dar la vuelta al mundo. アナは世界一周したい
Quise visitar a mi madre, pero no pude. 母を訪ねたかったが、できなかった
¿Qué quieres hacer? 君は何をしたい?
文の主語となる人が何かをしたい場合は簡単ですね。
次は主節と従属節の主語が違う場合です。
2.「誰かに〜してほしい」他の人に何かをしてほしい場合 = querer + que + 接続法
Quiero que me acompañes. 君について来てほしい
Quiero que mi hijo estudie más. 息子がもっと勉強してほしい
Queremos que vivan felices. 私たちは彼らが幸せに暮らしていてほしい
Quiero que vengan. 彼らにきてほしい
「誰かに〜してほしい」と言っている時点ではしてほしいことは実現していません。
つまり、現実ではないことなので接続法を使用すると考えるといいでしょう。
他の人に何かをしてほしいときは接続法を使う、と理解しておくのもいいと思います。
いろいろな文を作って練習してみるとだんだん慣れてきます。