今回は、家にスペイン語で急に電話がかかってきた場合に対応できる簡単な受け答えをマスターしましょう。
まず、リーーンと電話が鳴り、日本語なら「はい、○○です」や「もしもし?」と出ますが、スペインやラテンアメリカの国々ではどうでしょうか?
まず電話を受ける側ですが、「もしもし?」を ¿Diga?と言います。さらに丁寧な ¿Digame?もしばしば使われます。ラテンアメリカの国々でもメキシコの場合は、¿Aló? や ¿Bueno?と言いますが、この Bueno の “no” 部分を上げ気味に発音します。アルゼンチンでは ¿Hola? がよく使われ ¿Sí? や ¿Sí,Diga? は、ほとんどのスペイン語圏で使われています。ただスペイン語圏のどの国も電話を受信する側は、店舗や企業でない限りあまり名前を名乗りません。
次に電話をかける側ですが、まず ¡Hola! は必須です。 そして挨拶を入れます。午前なら、“Buenos días” 午後なら “Buenas tardes” 夜なら “Buenas noches” 。電話も第一印象が大事ですので忘れずに。その後に名前を名乗ります。“Soy ○○” あるいは “Me llamo ○○”。そして更に続く会話は、通常「●●さんいらっしゃいますか?」ですが、スペイン語では ¿Está ●●? や ¿Puedo hablar con ●●? となります。
そのまま Sí un momento, por favor.「少々お待ち下さい」とうまく続けばいいですし、もし電話をかけた側が名乗るのを忘れた場合は、「どちら様ですか?」と聞かれます。その場合、スペイン語では ¿De parte de quién? と言います。¿Quién es ? でも伝わりますが、 前者の方がよりネイティブ感が出ます。
では、おさらいしてみましょう。
パターン1
A: ¿Sí,Diga?
B: ¡Hola! Buenas tardes.
Soy ○○. ¿Está ●●?
A: Sí un momento, por favor.
B: Gracias.
パターン2
A: ¿Sí,Diga?
B: ¡Hola! Buenas tardes.
¿Está ●●?
A: ¿De parte de quién?
B: Me llamo ○○. Soy su amigo del colegio.