次の2つの文を見てみましょう。
- Me ha dicho que viene el jueves.
- Me ha dicho que venga el jueves.
違いは従属節(que 以下)の動詞が直説法のvieneであるか、接続法のvengaであるかだけです。
意味がどう違うかわかりますか?
- 彼は私に木曜日に来ると言った
- 彼は私に木曜日に来るように言った
1. の文では、主語である「彼」が木曜日に来るよ、と言ったのに対し、
2. の文では、主語である「彼」が「私」に来るようにと依頼(命令)したという違いがあります。
このようにdecir queの後に直説法が来るか、接続法が来るかで意味が変わってきます。
主語の人(A)が他の人(B)に何かをするように依頼(命令)する意味でdecirを使う場合は、
que以下の動詞は接続法を使います。
以下の文で意味の違いを確認してみましょう。
Ana me dijo que iba a llamar a Juan.
アナはフアンに電話すると私に言った。
Ana me dijo que llamara a Juan.
アナは私にフアンに電話するように言った。
El profesor me dijo que estudiara más.
その先生は私にもっと勉強するように言った。
El profesor me dijo que estudiar español era importante.
その先生はスペイン語を勉強することは大切だと言った。
Me dijo que viniera al día siguiente.
彼は私に次の日に来るように言った。
decir queを見たり聞いたりしたら、直説法が来るか、接続法が来るか注意してみてください!
意味が大きく変わります。
querer +不定詞、接続法の使い分けはこちら。