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スペインには女性専用車両がある?ない?

2018.03.15

最近、女性専用車両に反対の団体が抗議を起こしたというニュースを見て、スペインで同じ事が起こるか、スペイン人ならどう捉えるか考えてみました。

ニュースの映像は、女性専用車両にその団体が居座り、彼らに対して下車するよう周りの女性達が「降りろコール」をするものだったのですが、その映像を見た時、元々車内における女性への迷惑行為が原因で出来た車両で、反女性車両団体と女性達がもめるという事態に、何だか本題からずれているようでとても違和感を感じました。では、これがスペインで起きた出来事だったらどうだっただろう?と考えてみました。

まず、もしスペイン女性が車内で迷惑行為を受けたら、大声で「¡Qué haces!」「何するのよ!」「¡No me toques!」「さわらないでよ!」と叫び、回りの人も巻き込んで大騒ぎになるでしょう。

 

スペインで電車に痴漢がほとんど居ないのは、後の代償が大きいという事が痛い程分かっているからだと思います。スペインの女性は中身が男性的な人が多く、嫌な行為をされて黙るということはしません。ですから、女性専用車両を設ける必要がなく、わざわざそのような車両を設けなければいけない程、社会で女性が弱い立場にないのかもしれません。

 

スペインにも朝のラッシュは存在するし、日本程ではないにしろ電車が混むこともある中で、痴漢がほとんどいないという事は望ましく、考えてみれば当たり前の事ですが、日本でも性別関係なくお互いが一個人として敬意を表し合い、公共の乗り物を利用出来たらいいですね。